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モンスターサイドストーリー 外伝 「ヒェグン」

失ったものは二度と帰っては来ない。
後悔というものは日常で常にあるものが唐突に戻らなくなった時にこそ
生まれるもの。
それは世の常、世の理。
だが、そう思い込んでも認めたくないもの。
それが心を持つものの定めなのだ。

「そんな動きでは敵には当たらんぞ!もっと腰をいれろ!!」

プロンテラの聖騎士団の訓練場で大きな叫びが聞こえる。
その声の主、パラディンのネリィは自分の部下達に厳しく指導を行っていた。
彼女の力は聖騎士団の中でも有名であり、彼女に憧れている人は少なくはない。
厳しさこそ見えるが、指示の内容は的確であり部下達の成長も目まぐるしかった。

 ネリィ「よし、次の訓練だ!」

ネリィのはっきりした声と指示と共に部下達が一斉に動く。

 「相変わらずだな、お前は」

そういってネリィの後ろから声をかける人物がいた。

 ネリィ「またお前か。訓練中には入ってくるなといったはずだが?」

後ろを振り返ることなくネリィが返答する。

 「固いなぁ、いいじゃないか知らない仲でもないし幼馴染にいうセリフじゃないだろ?」

ネリィの肩にポンッと手を置く。
彼の名はエルス、その名と実力も有名なチャンピオンだった。

 エルス「だいたいあれじゃお前の部下はいつか倒れるぞ、もっと優しくしてやりなよ」
 
 ネリィ「余計なお世話だ、部下の実力を上げるためにも必要なことをしているだけだ」
 
 エルス「じゃあ代わりに俺に優しくしてくれるかい?その身体でさっ」

そういってエルスはネリィの胸の部分を指す。

 エルス「だいたい、サラシ巻かないと鎧が着れない位大きく育つなんてすごいじゃ・・うごっ!!」

全てを言い終わる前にネリィの拳がエルスの右頬に届いた。

 ネリィ「幼馴染とはいえ、セクハラはどうかと思うがな」

エルスは殴られた部分を押さえながら笑う。

 エルス「違うさ、幼馴染だからこそいえるのさ。昔はお前ももっと素直だったのになぁ~」

そういうと昔をなつかしむようにエルスが言う。

 エルス「昔は俺の後ろでよく泣いていたよなー。それでお前をなだめるのに大変だったなぁ~」

 ネリィ「それ以上の事をここでいうともう1回拳が飛ぶが?」

 エルス「おっと、もうこれ以上は簡便だよ、結構効くんだぜ、お前の拳ってさ」

 ネリィ「それで・・何の用でここに来たんだ?」

そういうとエルスは、おおそうだったといわんばかりの仕草を取る。

 エルス「そうそう、今日の夜ちょいと時間くれるかい?」

 ネリィ「時間ならあるが・・何のためにだ?」

 エルス「それは夜のお楽しみさっ、じゃあいつもの場所で落ち合おうか。頑張れよ」

そういうとエルスはこの場を去った。

 ネリィ「・・ふうっ・・」

ひとつため息をつくとネリィは部下達の下へ戻った。

・・その夜、ネリィはいつもの場所へ赴いた。
それは幼い二人が常に目印にしていた場所。
何かあったらここで待ち合わせをする、それがこの二人だけの確実な約束。

幼い頃から変わらず、二人を見ていてくれた1本の大きな大樹。
それが彼らのいつもの場所であった。

 エルス「よっ、来てくれてありがとな」

そこにはいつもの微笑で迎えてくれるエルスの姿があった。

 ネリィ「それで、一体何の用なのだエルス」

ネリィはそう言うと、エルスはロザリオをネリィに手渡す。

 エルス「銀で作られた特注のロザリオだぜ、お前はパラディンだし似合うと思ってな」

そしてネリィがしゃべる前に

 エルス「ハッピバースディ、ネリィ。今日はお前の誕生日だしな、お祝いさ」

ネリィはすっかり自分の誕生日すらも忘れていたのだ。
彼女はそこであっ、と思い出したような声を出す。

 ネリィ「あ・・し、しかしこんな高価な物を貰うわけには・・」

ありがとうとは言えず、照れ隠しにそう言ってしまった。
もっと素直に言いたいのに・・子供の時のようなあの時のように・・もっと素直に・・

ネリィの肩にぽんっと手を置くエルス。

 エルス「素直にもらっていいんだぜ、お前の為に手に入れたんだからな」

そういうエルスの顔はとても優しかった。
ネリィはその表情を正面から見ることができずについ、目を逸らしてしまう。

 ネリィ「うぁ・・あ・・その・・あ・・ありが・・とう・・」

赤くなりながらぼそぼそとしゃべるネリィ。
そんなネリィを抱き寄せたエルスは不意にそのままネリィの唇を奪う。

 ネリィ「!!!!んっ!!」

始めは驚いたネリィだったがそのままエルスの唇の温もりを味わう。
そのまま時が止めるかのような風景。
大樹ときれいな夜空がだけが二人を見守っていた。

やがて唇を離した二人はお互いを見つめあう。

 エルス「これが掛け値なしの俺の気持ちさ、ネリィ。好きだ、お前を愛している」

エルスの言葉にネリィの心臓は大きく脈打つ。
今までただなんとなく接していた幼馴染。それが今一人の男性として見えるようになっていく。

 ネリィ「あ・・わ・・私は・・・そ・・・その・・」

突然の出来事に頭が真っ白になっている。
どう返答しようか?どんなことを言えば良いのか?
もはや頭の中の思考はパニックになっていた。

 エルス「まぁ、流石に今すぐ返事をくれとはいえないしな。お前も色々あるだろうしな」

 ネリィ「あ・・あの・・その・・えと・・」

 エルス「だけどお前も俺を好きだと言ってくれたら・・お前とこれからも一緒に過ごしたい」

その瞳は熱く、ネリィの心を溶かしてしまいそうだった。

 エルス「だからお前の気持ちに整理がついたら俺に返事をしてほしい、約束してくれるか?」

 ネリィ「・・う・・うん・・」

赤くなりながらこくんとうなずくネリィ。

 エルス「楽しみにしているぜ!じゃあまた会おうなネリィ!!」

そういうとエルスは町のほうに駆け出していった。

私は彼にもらったロザリオを握り締めながら誓った。

 「エルスに私の気持ちを伝えなきゃ・・」

そしてその次の日に事件は起こった。

 フェイヨンで突如発生した大規模なモンスターの襲撃。
 多数の死者がフェイヨンダンジョンから沸き出始め、その犠牲者は一般人をも巻き込んだ。
 腕利きの戦士達の活躍によって騒動は治まった。
 ただし、犠牲者も少なからずあった。

 その中にエルスの姿もあった。
 小さな子供達を守るためにかばった時にヒェグンに襲われ致命傷を受けたそうだ。
 すでに救護班がかけつけた時には彼は事切れていたらしい。

私はその情報を聞いて頭が真っ白になった。
世界から音も何も遮断されたかのような衝撃を受けた。

 そして私は泣いた・・止まらなかった・・大粒の涙が私の声と共に流れた。

 -後悔というものは日常で常にあるものが唐突に戻らなくなった時にこそ
  生まれるもの、それは世の常、世の理-

それから私は聖騎士団を抜け、一人フェイヨンダンジョンに向かった。
彼からもらったロザリオを首から下げ、ひとり奥深くに進む。

彼女の心には今は後悔と復讐の気持ちだけが渦巻いていた。
大切な人を奪われた悲しみ、そしてあの時言えなかった大切な言葉。

こんなことをしても彼は二度と戻らない、喜ばない。
わかっていても私はダンジョンに潜むモンスターを剣で切っていった。

 ズシャ!!ザシュ!!

 ネリィ「はぁ・・・はぁ・・・」

寄っては切り、なぎ払う。
彼女の剣で切り裂かれ、そこに転がるは動かなくなった不死者だけ。
彼女が切り裂くと共に首のロザリオをちゃりちゃり鳴る。

 ネリィ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・」

もはや疲れもピークに達した彼女は不意に横から不意打ちをくらう。

 ネリィ「しま・・った・・」

そのまま横に倒れ、おさえつけられるネリィ。

 ネリィ(これで私もいけるかな・・エルスの所へ・・)

そう覚悟した私の前にロザリオが光る。
そのロザリオを見たヒェグンは攻撃を止めた。

 ネリィ(・・どうして・・攻撃してこないの・・)

ヒェグンはそのロザリオを見て動きが止まった。
そして何かを言わんとしてはいるようだが声は出ない。
ヒェグンの帽子がぱさっとずれて落ちる。
そこには・・

 ネリィ「あ・・あぁ・・うそ・・うそっ・・・」

ネリィはその現れた顔を見て驚きの声を上げた。
ヒェグンの顔はエルスとそっくり・・いや、完全に同一だったのだ。

 ネリィ「エル・・ス・・エルスなの・・エルスっ・・・!!」

もはや涙声で彼女は見上げる。
そしてネリィはそのまま自分からヒェグンに唇を押し付ける。

大粒の涙を流しながら彼女は彼の唇を味わう。
彼の唇は冷たくなってはいたがネリィの温もりが彼に分け与えられていた。

ヒェグンのほうもそのまま唇を重ねる。
そしてその手は優しく、冷たいがエルスのものだった。


 ネリィ「好き・・大好き・・この世で・・あなたが一番・・好きっ・・」

涙声であの時いえなかった返答を返す。

そのままゆっくりと押し倒されたネリィは下着を手にかけられ、脱がされていく。
まだ誰も受け入れたことのない部分はきれいな白色の肌だった。
そのままその入り口に向けてヒェグンのモノがネリィの中に入り込む。

 ネリィ「ああっ!!・・うああっ・・・」

涙を流しながらネリィは必死で受け入れる。
好きな人のモノを受け入れる女性としての喜び。
あの時してあげられなかったことへの後悔
全てが入り混じり、交錯しながら行為は続けられる。

ヒェグンのほうは表情を変えずに突き動かす。
ネリィは中で動かれる度に喘ぎをあげる。

 ネリィ「あんっ・・あんっ!もっとぉ・・もっとおねがいっ・・っ!」

最初の痛みの部分は少しづつ快楽へと変わる。
ヒェグンの冷たいモノはネリィの中の温もりで暖かくなっていく。

 ネリィ「もっとぉ・・きてぇ・・あなたの全てを・・あんっ!!わたしにっ・・ひあっ!」

中でヒェグンのものがびくびくと揺れ始めている。
ネリィはそのままヒェグンを抱きしめる。

 ネリィ「中にだしてぇっ!あなたのものでいっぱいにしてぇ!あんっ!きてぇっ!!」

 びゅるっ!!ドクッドクッ!!

 ネリィ「あああっ!!」

ネリィの中でヒェグンのそれが大きく放たれる。
彼女の中が一気に染め上げられていく。
それでもネリィはヒェグンを離そうとはしない、むしろ強く抱きしめた。

 ネリィ「もう離さない・・大好きなあなたから・・もう離れたくない・・」

ネリィの暖かく力強い抱擁がヒェグンを包み込む。
そのままネリィの意識はゆっくりと静かに溶け込んで行った・・。

・・・その後、ネリィの姿を見たものはいない。
とある冒険者の記録によると、フェイヨンダンジョンの片隅でひとつのロザリオが発見されたという。
この地域には決してありえないような銀のロザリオであったらしい。
そしてそのかたわらにはヒェグンの帽子も残されていたという。

ヒェグンはエルスだったのだろうか?
二人はその後どうなってしまったのであろうか?

その答えは残されたロザリオと帽子だけが知っているだろう。

 -後悔というものは日常で常にあるものが唐突に戻らなくなった時にこそ
  生まれるもの、それは世の常、世の理-

 -だがその後悔が無くなる時、違う道を歩むことが出来るだろうー






コメント>管理人TAKAです。
最近、忙しい日々でなかなかSSを書けていません。
以前、とあるサークルさんのゲームに心撃たれて自分でも書きたいな~という感情と共に
書き上げた自分流での表現をしてみました。
ちょっと悲しい感じを入れている自分の書き方にはあまりないパターンじゃないかな~と。

自分自身では少しお気に入りなので気に入って下さると幸いです。
感想とかあったら感動します(ぉぉ
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プロフィール

TAKA

Author:TAKA
更新遅めの駄文SS書き。
気分しだいで色んなものに手を出していきます。
主なSS内容はROやオリジナル中心。

リクエストは受付しますが、書くスピードが遅いので
完成はゆっくり待ってあげてやって下さい。

SSの感想とか頂けると飛び跳ねて喜びます

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